目標達成までの大切なプロセス

目標を達成するまでに必要な行動が100あるとします。この100をどのように割り振るかも重要なプロセスとなります。行動している時間とその間隔、この2つが絶妙に連鎖していないと、途中で目標を見失ってしまったり、俗に言う「熱が冷めた」状態に陥りやすくなったりしてしまいます。

やっぱり大切な行動計画

達成したいことが明確に分かっているにも関わらず、達成に直接的につながる行動ほど、後回しになってしまうことが多くあります。これは人の習性なのですが、修正することは可能です。方法もいくつかありますが、一番簡単なのは行動計画に落とし込んでしまうことです。

夢実現は特別なことではない

夢実現などというと、あまりにも漠然としていて分かりにくいかも知れませんが、仕事の中で達成すべき目標とか、私生活の中で願っていること、例えば「今月中に洗車したい」から「家を購入したい」まで、色んなシーンに置き換えて考えてみると、同じ構図を見出すことができるのです。

夢への接近

夢を実現させるための行動を、今日一日にどれくらい捻出できましたか?目標を掲げて達成したいという強い思いを持っている事に対して「その延長線上に達成がある」といえる行動を、どれくらい捻出できましたか?今日の始めと終わりとで、夢実現にどれくらい近づけましたか?

夢と行動

現状に満足していない人のほとんどは、自分の夢が何かを知っていない事が多いと言います。夢や目標が定まっていないのに、何を達成したいのか、自分でも分かっていないというのです。次に多いのが、夢や目標は明確に持っているけど、達成するまでの直接的な行動がとれていない人だと言います。

大目標

社内の誰もが、いちばん大切な大目標を知っています。ところが日々の業務は、大目標を達成するために細分化された中目標、中目標を達成するために細分化された小目標、そして小目標を達成するための作業を行っているために、ついつい大目標との繋がりを見失ってしまいます。今やっている作業が、いつも大目標まで繋がっていなければ、効率がいいとは言えません。

夢がなければ行動できない

状態目標があるから行動目標と行動計画が生まれます。これらは細分化しなければ状態目標のまま、つまり、ただの『夢物語』のままです。ただの夢でもないよりマシと言いますが、それは、行動目標と行動計画に落とし込めて初めて価値が出るというもの。夢がなければ具体的な行動は起きません。

教えてあげよう

何かを吸収して自分のモノにしようと思うなら、誰かにそれを教えてあげるのが一番いい。自分が学んできたことを、部下や後輩に教えてあげると、自分が一番成長できる。家族や友達、それが誰であろうと、また、どんなに些細なことだろうと、どんどん人に教えてあげよう。

地球上に存在する物

地球上にあるものは全て、最初からなかった物ばかりです。最初から存在していた物なんか何一つありません。それらを存在する物に変えてきた人達は、みんな『やった事がない』ことをやってきたのです。いま存在しない物を存在する物に変える人が、あなたではダメだという道理などないんですね。

やった事がないことだらけ

『やった事がないので分かりません』…この先ずっと『やった事がない』ことばかりに見舞われますよ。『やった事がある』ことは、何の意識もなく目の前を通り過ぎて行くだろうけど、意識して立ち止まってしまうのは『やった事がない』ことに直面した時だけなんですから。

量も大切、質も大切

営業マンは数をこなす事に必死になって、ついつい質を重視する事を忘れてしまいます。一件一件の訪問のたびに『よろしくお願いします』と心の中で頭を下げる謙虚さと『きっといいお話をさせてもらえる』というイメージを持って臨もう。お客様は、ほんの少しの違いすら察知するものです。

昨日と今日と明日

今日の仕事を明日に繋げようと意識して活動するのは、多くの人が実践していることです。でも、昨日の仕事が今日に繋がっていたかどうかを確認する人は少ないようです。日をまたいで、大局観で仕事が首尾一貫しているかどうかは、効率を考える時には大切な視点です。

決断

何事を成すにも、まずは『絶対にやり切るんだ』という決断が必要。でもね、『絶対やるんだ』と百万遍唱えても、それは決断ではないんです。いくら頭で分かっていても、それも決断ではありません。疲れて帰宅した後、風呂に入るのが億劫になる時があります。頭では『早く入らないといけない』『絶対に入っとかないといけない』と分かっていても、それは決断ではありません。『よしっ』と立ち上がった瞬間こそが決断の瞬間なのです。決断とは行動の始まる瞬間の事なのです。

見よう見まね

『真似るは学ぶ』とよく言われます。どれだけ他業種で実績を積んでいたとしても、初めて仕事にあたる時は、まず真似をすることから。企画の考え方や計画の立て方…などと難しいことは後回し。とにかく簡単にできる事から始めます。喋り方、身振り手振り、あくびの仕方まで徹底的に真似してみましょう。

公式

速さ×時間=距離
距離÷速さ=時間
距離÷時間=速さ

これは小学校で習う算数の公式です。そして、これはビジネスに当てはめる事ができます。

速さ=仕事のスピード
時間=仕事に掛かる時間
距離=目標までの達成度

時間も距離も自分では変えることができませんが、速さは唯一、自分の意思で変えることが可能です。そして、速さを変えると連動して、時間と距離も変わるんですね。